ぼくが幼い頃にぼくの母親は死んだ。
でも、とーさんには何の不自由もなく、幸せにここまで育ててもらった。
ぼくは三人兄弟でとーさんが幼い息子を三人も幸せに育ててくれたことには感謝しかありません。
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父子家庭の子供は不幸せ?
近年、一人親世帯はどんどん増えています。
昭和63年 平成23年
母子世帯数 84.9万世帯 123.8万世帯
父子世帯数 17.3万世帯 22.3万世帯引用元: 厚生労働省
一人親世帯では収入と親と子供が接する時間が少なくなってしまうことから、十分な教育を受けられない子供が増えてしまっています。
特に父子家庭で困ってしまうことは娘の育て方ではないでしょうか。
女性でないと、思春期の女子の悩みはわからないでしょう。
こんな状況であるので、父子家庭だと結構不幸だと感じている子供たちも多いのが現状です。
父子家庭の子供でも幸せだった理由
僕が父子家庭で幸せだった理由は子供に娘がいなかったこともあると思うのですが、父親はこんな感じで本当に子供に尽くしてきてくれたからだと強く思います。
①女性と交際0
ぼくの父親は母親が死んでからの20数年の間に誰とも交際しませんでした。
現在は奥さんがいても他の女性と関係を持つ人が多い不倫ブームの中、誰とも交際しようとしませんでした。
母親のことがわすれられない・めちゃくちゃモテないとかではなく、ただ子供のためだけです。
一緒に暮らしていたときは何も思いませんでしたが、普通は一度くらい交際している女性を紹介されるものですよね~
子供にはお母さんが居た方が良いから交際していると考える人もいると思います。
しかし、ぼくは子供にとって新しいお母さんができた方が不幸になる可能性が高いのではないかと思っています。
女性ではなく、僕たちに愛情を注いでくれました。
②遊ばない
ふつうのおとうさんなら競馬やプロ野球観戦のような趣味があると思いますが、ぼくの父親には趣味がありません。
友達にゴルフに誘われても断ります。
お酒もあまり好きでなく、ほとんど飲みません。
ぼくが知っている父親のささやかな楽しみといえば、毎日30分程度の韓国ドラマを見ることぐらいです。
子供が見てて、毎日もっと遊んで欲しいと思うほどです。
③母親代わりをしてくれる
ぼくの遊ばない父親はなにをしているのかと言えば、家で母親代わりをしてくれています。
遊ばないのではなくて、遊ぶ余裕がないのかもしれませんね。
全く僕たち子供には家事を手伝わせようとしません。
「家事をするなら勉強をして欲しい」と言ってきます。
一番真似できないと思うことは三人兄弟みんな部活で朝練があった時に毎朝5時に起きて弁当をつくってくれていました。
④子供に投資してくれる
僕たちがやりたいと言ったことには無条件にお金を出してくれました。
勉強で言えば、小学生のころから真剣ゼミ、中学生からは学費の高い塾に入れてくれて、勉強以外では水泳や習字やバスケも習わせてくれていました。
そんなに裕福なわけではないのですが、お金が高いからそれはダメとは言われたことがありません。
僕たち兄弟三人を奨学金なしで大学に通わせていることはどんだけ今までお金を使わず貯金していたんだと泣けてきます。
⑤明るく優しい
父親は話すことがすごく好きで、人から好かれやすい性格をしています。
ぼくはあまり反応しないのですが、家にいると良く話しかけてくれます。
親にあまり悩みは言いませんでしたが、話すことでストレス発散になり楽でした。
また、ぼくが体調を崩したときはしっかりと看病してくれたり、行きたいとこには連れて行ってくれました。
父子家庭の子供まとめ
父子家庭の子供はいろんな点で両親がいるような家庭より不幸になってしまう可能性が高いようです。
しかし、ぼくは父親に恵まれたおかげで幸せに過ごせました。
ここにはぼくがこうだったから幸せだったと思う理由を書いただけで、こういう父親を持てば幸せというわけではありません。
ただ、確かなことは親が子供を思う気持と子供の幸福度はきっと相関関係があるのだと思います。